キングジムの投げ売りPCポータブック買ってみました
- Windows10をクリーンインストールする
- Windows10のドライバをインストールする。
- Clonezillaでドライブごとバックアップする。
- Windows10 Anniversary Updateをクリーンインストールせずに入れる場合の注意点
キングジムのポータブック(PORTABOOK XMC10)が投げ売り価格になったので、
ついうっかり買ってしまいました。
ソースネクストeSHOPで買いましたが価格はなんと21,384円(19,800円+税)でした。
ポータブックの使い勝手は色々なレビューで触れられてますが、あんまり便利ではないです。
「痒いところに手が届かないPC」などと言われてますがまあその通りでした。
しかし変な端末集めてる物好きな方にはおすすめの一品です。
とりあえず色々いじってみたのでメモ代わりに公開
BIOSの入り方と設定画面はこのページにまとめてます。
yukimi0721.hatenablog.com
メディアのベンチマーク結果はこっちにまとめてます。
yukimi0721.hatenablog.com
入れたソフト等
yukimi0721.hatenablog.com
Windows10をクリーンインストールする
ポータブックのWindows10はAnniversary Updateされる
前のバージョンが出荷時に入れられてます。
ということでアップデートをするのもめんどくさいので
さっそくクリーンインストール(Windows10 RedStone 1)しましょう。
ちなみに初期状態だと入ってるアプリはこれくらいです。
下準備として必要なこと
・C:\Windows\System32\DriverStore のフォルダをバックアップする(必須)
・Double Driverでドライバをバックアップする(お好みで)
・回復ドライブを作成(お好みで)
・Clonezillaでドライブごとバックアップ(お好みで)
メーカーのホームページにすべてのドライバが公開されておらず、
バックアップを取らずに再インストールするとあとで苦労します。
(Surface3 Wifiモデルのドライバが使えるようなのでそれでも可能なようです。試してないけど)
DriverStoreのフォルダ内に必要なドライバが入ってるのでこれは必ずバックアップを取っておきましょう。
Windows10のセットアッププログラムはMediaCreationToolでダウンロード出来るのでUSBに書き込みます。
しかし残念なことにWindows10は64bit版しかインストールできません。
UEFIが64bitのみなので32bitをインストールしようとするとエラーになります。
32bitをインストールしようとするとエラーになる。
インストールの方法は普通のPCやタブレットと同じなので省略。
問題なのはセットアップ時に本体のマウスとキーボードが使えない事。
キーボードのデバイスがI2C経由だからドライバがないと動かないようです。
USBハブとキーボードとマウスを用意しましょう。
Windows10のドライバをインストールする。
Windows10 Anniversary Update(RedStone 1)を入れると写真のデバイスが不明なデバイスとなります。
下記の表のFolder名のフォルダがバックアップしたDriverStoreの中にあるのでドライバインストール時に指定してください。
XXXの部分にはよくわからない英数字の羅列が入ってるので省略。
依存関係があるデバイスは依存元のデバイスのドライバを先に入れる必要があるみたいです。
(ドライバがうまく入らないときはフォルダ内のinfファイルを右クリックしてインストールを選択して入れる)
No | Hardware ID | Folder | Name |
---|---|---|---|
1 | ACPI\PNP0C50 | hidi2c.inf_amd64_XXX | I2C HID Device |
2 | PCI\VEN_8086&DEV_2298 | txei.inf_amd64_XXX | Intel(R) Trusted Execution Engine Interface |
3 | ACPI\8086228A | iauarte.inf_amd64_XXX | Intel(R) Serial IO UART Controller |
4 | ACPI\8086228A | iauarte.inf_amd64_XXX | Intel(R) Serial IO UART Controller |
5 | acpi\int3400 | dptf.inf_amd64_XXX | Intel(R) Dynamic Platform & Thermal Framework Driver |
6 | ACPI\VEN_8086&DEV_228E | iaspie.inf_amd64_XXX | Intel(R) Serial IO SPI Controller |
7 | ACPI\VEN_8086&DEV_228E | iaspie.inf_amd64_XXX | Intel(R) Serial IO SPI Controller |
8 | ACPI\VEN_8086&DEV_228E | iaspie.inf_amd64_XXX | Intel(R) Serial IO SPI Controller |
9 | acpi\10ec5672 | rtii2sac.inf_amd64_XXX | Realtek I2S Audio Code |
10 | acpi\808622a8 | isstrtc.inf_amd64_XXX | Intel SST Audio Device (WDM) |
11 | acpi\int3403 | dptf.inf_amd64_XXX | Intel(R) Dynamic Platform & Thermal Framework Generic Participant Driver |
12 | acpi\int3403 | dptf.inf_amd64_XXX | Intel(R) Dynamic Platform & Thermal Framework Generic Participant Driver |
13 | acpi\int3407 | dptf.inf_amd64_XXX | Intel(R) Dynamic Platform & Thermal Framework Power Participant Drive |
14 | acpi\int3408 | dptf.inf_amd64_XXX | Intel(R) Dynamic Platform & Thermal Framework Wireless Participant Driver |
15 | ACPI\VEN_INT&DEV_33BD&REV_0002 | mbi.inf_amd64_XXX | Intel(R) Sideband Fabric Device |
16 | acpi\int3406 | dptf.inf_amd64_XXX | Intel(R) Dynamic Platform & Thermal Framework Display Participant Driver |
すべてインストールして再起動したら出現するもの。
Hardware ID | Folder | Name |
---|---|---|
ACPI\VEN_INT&DEV_33FD&REV_0003 | pmic.inf_amd64_XXX | Intel(R) Power Management IC Device |
ACPI\VEN_OBDA&DEV_8723 | rtkuart.inf_amd64_XXX | Realtek Bluetooth UART Bus Driver |
無線LANとオーディオドライバはメーカーのHPから落とせるので最新を入れます。
あとはWindowsUpdateかけれは適当にドライバが更新されます。
Clonezillaでドライブごとバックアップする。
購入した直後にドライブごとバックアップしようと、
Acronis TrueImage 2015を使いましたが起動できませんでした。
(Win-PE ベース/Linux ベースどちらとも)
Clonezillaというオープンソースのバックアップソフトを使ったら、
うまくバックアップ・リストアが出来ました。
注意点
Alternative Clonezilla live (Ubuntu-based)を使用する。
Ubuntu ベースの alternative 版は Secure Boot 対応してます。
ダウンロード時に下記の設定でダウンロード
Select CPU architecture : amd64
Select file type : ISO
Select repository : auto
ダウンロード したISOファイルをUNetbootinでUSBメモリに書き込みで使えます。
本体のキーボードが使える時と使えないときがありました。
USBキーボードを使った方がいいです。
Clonezillaは下記のサイトの説明が詳しいです。
win-tab.net
こんな感じです
ドライブごとリストアできるのでいったん環境を作って保存しておけば好き放題いじれます。