3Dプリンタ Creality Ender 3の部品メモ
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- Creality Ender 3X購入
- 情報の仕入れ先
- 箱と組み立て
- ベッドのY軸 調整方法
- マザーボード(Ver.1.1.4)
- LCD基板
- リミットスイッチ
- 電源
- ステッピングモータ
- ファン
- ホットエンド
- ホットベッド
- ケーブル
Creality Ender 3X購入
GWにやることがなくて暇なので3Dプリンタを買いました。
CrealityのEnder 3Xという機種です。
Ender 3にガラスベットと予備のノズルがついたものが3Xのようだ。
購入価格は28,888円。
Ender 3ですが色々つかってみると改造することが多くなるのでとりあえず使われてる部品のメモを書いておけばたぶん後で役に立つと思われる。
ちなみにいまからEnder 3を買うなら最新型のEnder-3 V2を海外通販で買った方が絶対に良いです。CPUもSTM32なので。
Ender 3の良いところは価格が安いのと、改造情報などか海外のサイトで見つけやすい点です。
改造に使える3DプリンタパーツはだいたいThingiverseにあるので。
なお改造すると自力でソースコードをコンパイルする事が必要になるので、Arduinoでなんかプログラム多少作れるくらいの知識は必要。回路図も読めないといけない。
つまり自力でなんでも解決しちゃうタイプの人で無いと使いこなすのはなかなか厳しいです。
ANYCUBIC MEGA-Sとかのほうが無改造での完成度は高そうです。
情報の仕入れ先
redditにEnder 3のコミュニティがあるのでこれを見るのがおすすめです。
Wikiのページは必ず読んでおいた方が良いです
www.reddit.com
こちらの本を買ってみましたが3Dプリンタを改造する予備知識としてなかなか参考になります。
Kindle版は半額なので良いです。
箱と組み立て
一番下の部分だけが組まれた状態で届く。残りは自分で組み立てるがなかなか難しい。
一度組み立ててしまえば構造が理解できてるのでなんてことはないが、初見で予備知識なして組み立てるのは大変。
メカ部分だけを組み立てるとこんな感じ
組み立てはこの動画がおすすめです。
www.youtube.com
www.youtube.com
youtu.be
フレームを組むときはあまり締めすぎるとネジ山をなめるので力加減が難しい。
注意は動画の後編でベッドのY軸の調整のシーンがありますがこの部分はただ締めただけでは調整出来ないので調整方法を書いておきます。
ベッドのY軸 調整方法
ベッドの動きがなめらかでないので分解して調整することに。
分解したら調整方法がわかりました。
これはベッドのローラー部分ですが、スペーサーが六角形と円柱の2種類があります。
ネジではなく六角形の部分を回すとローラーの間隔を微調整できます。
(1回転させる間に幅が広くなったり狭くなったりする)
なんで六角形を回すとローラーの間隔が変わるのか?
下の写真はこの部品を単体で上から見た写真です。
センターがわざとずらしてあります。この構造で調整が可能になります。
調整はLCD表示付きのノギスを使って2組のローラーが同じ幅でなおかつ、
レールの通した時になめらかに動く幅に調整する必要があります。
LCD表示付きのノギスを使うと0.1mmの桁も見えるのですごく調整しやすいです。
ローラーの幅が65mmになるよう調整したらすごくなめらかでガタツキも無くなりました。
ベアリングにはシリコングリスを塗りました
KURE 5-56とかは使わないでください。
これは5-56の成分が第3石油類で揮発性があり、揮発するときにゴム部分も揮発させてしまうからだそうです。
マザーボード(Ver.1.1.4)
基板バージョンにより部品構成が変わるので注意
CPUは8bitのAVRマイコンATmega1284(Flash:128KB,SRAM:16KB,EEPROM:4KB)を使用
ステッピングモータードライバはTRINAMIC TMC2208を使用
www.youtube.com
(そのわりにはうるさい気がする。A4988をTMC2208に置き換えただけだからか?)
基板のリビジョンが古いとステッピングモータードライバはA4988を使っています。
FAN(マザーボード冷却)とFAN1(印刷物冷却)は同じ信号を分岐してるので、
印刷物の冷却ファンを停止させるとマザーボードの冷却も止まるという謎仕様です。
安価な中華3DプリンタのファームウエアはオープンソースのMarlin Firmware(Ender 3は1.0系)を使用しています。
しかしATmega1284ではFlashの容量が少ないので自分でファームウエアを書き換えて追加機能を増やそうとするとすぐ限界になります。
32bitマイコン(STM32)をつかった交換用のボードがBigTreeTechで買えますがボード交換するくらいなら最初から32bit機を買った方が散財をしなくて良いです。
BZ音の出力信号だけLED表示がついてます。BZ音出力のピンはBZ機能を無くして代わりにBLTouchのSERVO用に使われるのでモニタ用なのだろうか
回路図はリバースエンジニアリングにより図面化されてます。
基板バージョンで構成が変わるので参考程度に。
github.com
LCD基板
回路図が見つからないのでよくわからん。
Ender 3の場合はEXP3を使用します。
電源
Chengliang Electronic Technology製のCL-P360W-24V (DC24V,15A)の電源が使われてました。
高品質を売りにする機種はMEAN WELL製を使うようです。
スイッチ部分に10Aのヒュ-ズがついています。
ステッピングモータ
BJ42D15-26V09
42-34はモータの大きさ(縦横42mm,厚さ34mm)の事のようだ
メーカーはよくわからん
ホットエンド
ホットエンドの真ん中のパイプのような部品の締め付けが甘いと
溶けたフィラメントがそこから漏れ出して苦労します。
(円柱なのですべって締め付けが難しい)
ホットベッド
ケーブル
ケーブルの図面はgithubにあります。
github.com
電源ユニット周り
400306127-Red silicone wire-Model.pdf
400306221-Red silicone wire-Model.pdf
400306128-Yellow silicone wire-Model.pdf
400306145-Black silicone wire-Model.pdf
400306223-power line-Model.pdf
電源ユニット~マザーボード
400306222-Main board line-Model.pdf
LCD接続用ケーブル
400306228-Display line-Model.pdf
ホットベッド
400306217-Hot bed line-Model.pdf
ステッピングモータ X軸/E軸/Xリミットスイッチ
400306224-X,E Motor Line-Model.pdf
ステッピングモータ Y軸/Yリミットスイッチ
400306225-Y Motor Line-Model.pdf
ステッピングモータ Z軸/Zリミットスイッチ
400306226-Z Motor Line-Model.pdf